専業主婦で働きたいけど怖い…副業で36歳・2児の母が絶望を克服した記録
ホンネ業:「働きたい。でも、外に出るのが怖い、社会に取り残されている気がして自信がない……」そんな葛藤を抱えたまま、数年が過ぎてしまった専業主婦の方は少なくありません。ネットには「パートの面接が怖い」「ブランクが不安」という声が溢れていますが、その胸の奥底にあるのは、もっと切実で、もっと黒い感情ではないでしょうか。今回は、36歳で2人の小学生を育てる専業主婦、住吉さんにインタビューを行いました。「夫に万が一があったら、私たちは共倒れになる」という生存本能に近い恐怖から一歩を踏み出し、在宅ワークで自らの価値を見出すまでの泥臭いリアルをお届けします。
- 回答者:住吉さん(36歳)
- 家族構成:夫、小学生の年子(2人)
- 職歴:結婚を機に退職後、約10年の専業主婦期間
- 現在の副業:WEBライティング(クラウドワークス)、有料note販売
- 月収:1万円〜2万円(稼働4ヶ月目)
- 実績:金融系記事執筆、育児系SNS運用、不登校支援note販売
専業主婦が「働きたいけど怖い」と感じる正体は、未来への生存本能でした
ホンネ業:住吉さん、本日はよろしくお願いします。まずは、クラウドワークスを始める前の、いわゆる「完全な専業主婦」だった頃のお話を聞かせてください。SNSなどで同年代の女性が活躍しているのを見て、どんなことを感じていましたか?
住吉さん:よろしくお願いします。そうですね……当時は、SNSでバリバリ働いているママ友や同年代を見るたびに、おめでとうなんて気持ちは微塵もなくて、ドロドロした黒い感情が渦巻いていました。「あのママ友、もし旦那さんが死んでも、自分一人の稼ぎで子供たちを養えるんだよな」って、そんなことばかり考えていたんです。
社会復帰が怖い:もし「夫に万が一」があったら、私たちはどうなる?
ホンネ業:「夫が死んだら」という発想は、非常にリアルで切実な恐怖ですね。単なる「自分磨きをしたい」というレベルではない、生存の不安があったということでしょうか。
住吉さん:まさにそうです。私は10年近くブランクがあって、何のキャリアもありません。実家の両親も高齢で、子供を預けて働きに出るなんて不可能です。もし夫に何かあったら、私と子供たちは文字通り路頭に迷う。そう思うと、夜も眠れないほど不安になるのに、いざ求人情報を見ると「今の私に何ができるの?」と手が止まってしまう。社会復帰が怖いというより、社会から「お前には価値がない」と突きつけられるのが怖かったんだと思います。
SNSで見る「バリバリ働く同年代」への黒い感情
ホンネ業:置いていかれる感覚、いわゆる「焦燥感」についてはどう自分の中で処理していましたか?
住吉さん:処理なんてできていませんでした(笑)。子供中心の生活は自分が望んだはずなのに、毎日毎日同じことの繰り返しで。「私、今日一日誰ともまともな会話してないな」とか「私がいなくても、この社会は何一つ困らないんだな」とか。達成感が何もないんです。自分でお金を生み出せていないという事実が、自分の存在価値をどんどん削っていくような感覚でした。SNSのキラキラしたキャリア女性は、私にとって「正解」を見せつけてくる敵のような存在に見えていましたね。
働く自信がない:育児しかしていない自分に、何が書けるのか
ホンネ業:そんな中で、なぜ「外にパートに出る」のではなく、在宅でのライティングを選んだのですか?
住吉さん:一番の理由は、子供のケアです。うちの子は少し精神的に不安定なところがあって、急に学校に行けなくなったりするんです。そんな状況で、外の職場で責任を持って働く自信がどうしても持てませんでした。でも、家でパソコン一つでできる仕事なら、子供のそばにいながら「何か」になれるかもしれない。最初は「数百円でいい、自分の名前で稼いでみたい」という、藁にもすがる思いでした。
クラウドワークス応募直前、悪質クライアントへの恐怖で指が止まる
ホンネ業:実際にクラウドワークスに登録して、最初の「応募」ボタンを押す時はスムーズにいきましたか?
住吉さん:いいえ、丸一日悩みました(笑)。ネットで検索すると「クラウドワークスはやめとけ」「悪質なセミナーに勧誘される」なんて怖い情報ばかり出てくるじゃないですか。募集要項に本名や年齢をどこまで書くべきか、もし騙されて高額な請求が来たらどうしよう、ひどい修正依頼が来て「あんたの文章はゴミだ」なんて言われたらどうしようって……。今の自分を全否定される最悪の事態ばかり想像して、送信ボタンの上で指が震えていましたね。
個人情報を渡す不安と「何者でもない自分」の葛藤
ホンネ業:その恐怖をどうやって乗り越えたのでしょう?
住吉さん:最後は「今のまま、お金もなくて将来の不安に怯え続ける方が、騙されるリスクより怖い」と自分に言い聞かせました。たとえ500円の案件でも、ここで逃げたら私は一生、夫の稼ぎにぶら下がって、影で怯えて暮らすだけだと思ったんです。結局、今のところ怪しい勧誘には引っかかっていませんが、あの時の「自分の価値がゼロだとバレるのが怖い」という感覚は、今でも鮮明に覚えています。
不登校の子供を抱え、まともに働けない自分への自己嫌悪
ホンネ業:お子さんのケアを優先すると決めた一方で、「出産まで働いていた会社にしがみつくべきだった」という後悔もアンケートにありましたね。
住吉さん:はい。無理をしてでもキャリアを継続していれば、今頃こんなに怯えなくて済んだのにって。子供が学校に行き渋るたびに、「この子のせいで私は働けないんだ」という醜い感情が芽生えそうになる。そんな自分が嫌でたまらなくて。だからこそ、家の中で完結できる仕事を見つけることは、私にとっての「免罪符」でもあったんです。子供を守りながら、私自身も社会の一部でありたい。その境界線を探る戦いの始まりでした。
専業主婦が「働きたいけど怖い」を突破するコツ。在宅なら1000円から自信を取り戻せる
ホンネ業:恐怖を乗り越えて応募し、ついに手にした「初仕事」。それは500円〜1000円という、決して高くはない案件だったそうですね。実際に作業をしてみて、どう感じましたか?
主婦がプチで稼げる副業:最初の時給は「330円」。それでもマックのバイトより嬉しかった理由
ホンネ業:最初のテストライティング、納品までにどれくらい時間がかかりましたか?
住吉さん:トータルで90分ほどです。AI(ChatGPT)に壁打ちして構成を作ったりと、自分なりに工夫しましたが、手数料を引かれた手取りを時給換算したら330円くらい(笑)。近所のママ友の娘さんがやってるマクドナルドのバイト代の方が、よっぽど高いです。でも、不思議と絶望はしませんでした。むしろ「嬉しい」が勝ったんです。外に出るのがあんなに怖かった私が、自宅のスキマ時間をかき集めて、自分の力だけでお金を生み出した。その事実に、震えるほどの達成感がありました。
働く自信がない:夜21時から24時。家族を「邪魔」だと思わないための聖域作り
ホンネ業:お子さんが年子で、しかも一人は精神的に不安定な時期。作業時間の確保はどうされていますか?
住吉さん:最初は日中、子供が起きている間にもやろうとしていました。でも、うるさくて集中できず、子供に「なんで邪魔するの!」って怒鳴ってしまって……。本末転倒ですよね。今は「子供と笑顔で過ごすために在宅ワークを選んだんだ」と自分に言い聞かせ、日中は家事を全力でこなし、子供が寝た21時から24時を私の「聖域」にしています。子供の存在を感じない時間帯に切り替えたことで、作業に没頭できるようになり、心の余裕も戻ってきました。

社会復帰が怖い:確定申告・扶養の壁を「あえて」ブレーキにする賢い働き方
ホンネ業:現在は月1〜2万円の収入とのことですが、もっと増やしたいという欲はありますか?
住吉さん:正直、今のスキルでは月2万円が限界です。でも、あえて「月4万円以内(年間40万円)」に抑えようと決めています。確定申告が面倒というのもありますが、一番の理由は「将来、20代の頃のようにバリバリ稼ぐための再就職」を見据えているからです。今は無理をせず、資格取得の勉強時間も確保したい。月1〜2万円の副業は、社会との細い糸を切らさないための「リハビリ」兼「自分への投資」だと思っています。
クラウドワークスの「下請け」では埋まらない、心の穴
ホンネ業:ライターとして活動する中で、クラウドワークスの案件だけでは物足りなさを感じることはありましたか?
住吉さん:ありましたね。クライアントの指示通りに書く「下請け」の仕事は、実績にはなりますが、どこか「自分じゃなくてもいいんじゃないか」という感覚が抜けなくて。私はSEOの知識も乏しいですし、それを勉強する情熱もそこまで持てなかったんです。そんな時に出会ったのがnoteでした。

不登校の育児さえ「価値」になる。noteで自分の言葉を売る喜び
ホンネ業:noteでの有料販売。これはまさに、住吉さんだけの「一次情報」を売る仕事ですね。
住吉さん:はい。精神的に不安定な長男への声かけや、日々の接し方をありのままに書いています。noteの世界では、リアルの「不登校の子供を持つ大変なママ」ではなく、「同じ悩みを持つ人に寄り添い、ライターとして稼ぐママ」になれる。誰かの指示ではなく、自分の言葉に値段がつき、共感してもらえる。修正依頼のない「ありのままの私」が認められる場所があることが、今の最大の精神的支えになっています。
コンビニスイーツの言い訳が変わる。自分で稼ぐ「500円」の重み
ホンネ業:自分で稼げるようになってから、お金の使い道や考え方に変化はありましたか?
住吉さん:スーパーでスイーツを買う時、脳内での言い訳が劇的に変わりました(笑)。「昨日は夜24時まで頑張って、実質500円は稼いだ。だからこの500円未満のスイーツは買ってもいいよね!」って。夫の給料から出す申し訳なさが消えて、胸を張って自分を甘やかせるようになりました。報酬以上のものは買わないと決めていますが、その小さな「ご褒美」が、次の日の作業のエネルギーになっています。
肩書きが「ライター」へ。子供へのイライラが消えたプラス変換の魔法
ホンネ業:「文章を書ける自分」という新しい肩書き。これがお子さんとの関係にも影響しているとか。
住吉さん:はい、物事をポジティブに捉えられるようになりました。以前は子供が「学校行きたくない」と言うと絶望していましたが、今は「この嫌な体験も、noteに書けば誰かのためになるかも」「また記事のネタができた!」って、どこか冷静にプラス変換できている自分がいるんです。母以外の居場所があることが、こんなに育児を楽にしてくれるとは思いませんでした。
社会復帰が怖いと感じていた過去の自分へ伝えたいこと
ホンネ業:今、かつての住吉さんのように「働きたいけど怖い」と震えている主婦の方に、何と言葉をかけますか?
住吉さん:「とりあえず、500円だけ稼いでみて」と言いたいです。500円じゃ何も変わらないと思うかもしれませんが、その500円は、あなたが社会と再び繋がった「証明書」になります。悪質案件への恐怖やブランクの不安は、動かない限りずっと消えません。でも、一度納品ボタンを押して「ありがとうございます」と言われた瞬間、世界は確実に変わり始めます。完璧を目指さなくていい、まずは時給300円からでいいんです。
専業主婦が「働きたいけど怖い」を克服する最初の一歩:ターゲットキーワードを含めた総括
ホンネ業:今回の住吉さんの物語は、多くの専業主婦が抱える「働きたいけど怖い」という呪縛を解く鍵になると確信しています。 既存のネット記事には「自信を持ちましょう」「スキルを身につけましょう」という綺麗な言葉が並んでいますが、現実の社会復帰はもっと泥臭いものです。時給換算して絶望し、悪質案件に怯え、子供を邪魔だと思ってしまう自分に落ち込む。しかし、その「負」の感情さえもnoteで価値に変え、500円のスイーツで自分を讃える住吉さんの姿は、どんな立派なキャリア論よりも勇気を与えてくれます。 「働きたいけど怖い」と感じているあなた。まずは、今のあなたの苦しみを、そのまま文章にしてみることから始めてみませんか?その一歩が、数年後「あの時始めてよかった」と思える未来への、唯一の入り口なのです。
