Shopify副業は会社員にこそおすすめ!初案件3万円から、本業の給与を超えるぐらいまで伸びた私の体験談
「Shopifyで副業って、本当に稼げるんだろうか……」
「ECサイトなんて作ったこともないのに、会社員の自分にできるの?」
そんな迷いを抱えたまま、SNSの成功談を眺めるだけの日が続いていませんか。
私は2021年、平日は朝9時から夜6時まで出社する会社員のまま、Shopifyの構築で副業を始めました。
最初の報酬は3万円。そこから一番高いもので100万円の案件を受けるようになり、最終的には本業の給与を超えるぐらいまで伸びました。
今回は、そこに至るまでのリアルな体験談をお話しします。うまくいった話だけでなく、お断りした要望や、稼働が厳しくなる案件の話も、綺麗事抜きでそのまま書きます。
Shopify副業を始める前、迷っていた頃の私
年収480万円と住宅ローン月12万円。始めた理由は「恐怖」でした
私が副業を始めようと思った理由は二つあって、どちらも恐怖の感情から来たものでした。
一つ目は、お金の恐怖です。2021年当時、子供が生まれて住宅ローンが始まったタイミングでした。
年収は480万円。大学院卒なのに会社の給与がそもそも低く、そこにコロナによる給与カットも重なっていました。住宅ローンは毎月約12万円で、当時の年収からするとかなり負担の大きい金額です。
二つ目は、決まったレールの上しか進めない恐怖でした。このまま会社にいても、若いうちは給与の上がり幅がゆっくりで、身につくスキルも会社の業務で必要なものに限られてしまう。
「若いから年収が低いもの」「コロナだから下がるもの」とじっとしていたら、この状況がいつまで続くのか分からない。それが怖かったんです。
Xで4ヶ月、「5人以上が同じ成果を出しているか」を見続けました
何の副業を始めるかで、その後の人生が決まる。そう思ったので、副業選びには4ヶ月ぐらいかけました。
やっていたのは、Xの投稿をひたすら読みあさることです。
ただ、Xには「インプ稼ぎ」で目を引く言葉を前面に出している人も多いので、そのポストだけで判断しないようにしていました。過去のポストやプロフィールまで遡って、次のことを確かめていたんです。
- 実際に過去どれぐらい案件をやってきたか
- いつからその案件をやっているか
- 自分のような会社員なのか
基準にしていたのは、「何人が同じことを言っているか」。5人以上が同じような成果を出していれば、その副業には再現性があると考えていました。
さらに、毎日出社している会社員や子育て中のママのように、自分と同じく時間や場所の制約がある人かどうかも、プロフィールから読み取っていました。
Web制作ではなくShopifyを選んだ理由
近い分野にWeb制作もありましたが、こちらはコーディングが必須で、ハードルが高いと感じました。
一方のShopifyは、ミニマムな構成であればノーコードで構築できます。
代わりに求められるのは、商材の知識や、商品登録のためのデータベースの知識です。これは「新しいことは分かるまで調べる」という自分の強みに合っていると思いました。
「Xで再現性が高いと思ったのだから、同じ人間であれば努力すれば実現できるはず」。そう考えて、Shopifyに決めました。
デイトラに10万円。調べ終えてから半月もかからず手を動かしました
選んだスクールはデイトラで、費用は10万円程度だったと記憶しています。当時の私にはかなり大きな出費でした。
それでも踏み込めたのは、Xを何度も読み返して「自分にも再現できる」と確証を持てていたからです。調査を終えてから実際に手を動かすまで、半月もかかりませんでした。
教材を開いたときの第一印象は、「これなら簡単に取り組めそう」。
勉強といえば、分厚い本を1ページ目から読んでなかなか進まず、途中で挫折しそうになるイメージでした。実際は動画教材が並び、要点も文字でまとまっていたんです。
動画は、朝の出社前や通勤中に流していました。会社には始業の2時間前ぐらいに着いて、パソコンを触れる場面では実際に操作しながら進めました。
最初につまずいたのはShopifyのテンプレートの作成方法でしたが、チャットサポートに質問すると、その日のうちに答えが返ってきました。
教材を半分終えた頃、3週間で3万円の初案件
デイトラを始めて3週間ほど、教材をまだ半分ほどしか進めていない段階で、初案件を受注しました。
見つけたのはクラウドワークスの「初心者歓迎」の案件です。むしろ初心者だから安くやってほしいという依頼で、利害が一致しました。ノーコードで対応できるレベル感で、納期にも余裕がありました。
報酬は3万円。着手から納品まで1ヶ月ぐらいかかったので、時給に換算すると本当に低い数字です。
それでも、自分の力で受け取った報酬は、会社の給与の何倍もうれしかった。
教材を最後まで終わらせてから案件を探すのではなく、案件を復習の場にして、分からないところが出てきたら教材を進める。あえて「お尻に火がついた状態」にして、途中で挫折しないようにしたんです。実際、初案件が終わる頃には、教材も一通り終わっていました。
やり取りはチャットだけで完結し、ビデオ会議をせずに納品まで進められました。
いちばんきつかったのは「テンプレートでは作れないデザイン」を頼まれたこと
受講中でいちばんきつかったのは、当初の要件にはなかったのに「このような見た目にできますか」と求められたことでした。
それはShopifyのテンプレートでは対応できず、HTMLやCSSのコーディングが必要なレイアウトでした。受けていたデイトラの教材はノーコードでの構築が前提で、そこまでは書かれていません。
私はまず結論として、「対応できない」とお伝えしました。
そのうえで、何も知らない人にも分かるように理由を説明しました。Shopifyはテンプレートという考え方でできていて、決まった範囲のカスタマイズなら簡単にできる。だからこそ、この低い単価でお受けしている、と。
受注額は3万円で、要件も最初に確定していたこともあり、クライアントからは「無理を言って申し訳ありません」という返事がきました。
代わりに提案したのが、Shopifyのメニュー機能でダミーのメニューを作り、サイドバーに見出しのように表示させる方法です。本来の使い方ではありませんが、この発想は自分で見つけました。
そこにたどり着くまでにストアの隅をかなりいじったので、逆に理解が深まりました。「教材だけでは足りない。実際に手を動かすことが大事だ」と実感した出来事です。
Shopify副業で稼げるようになった具体策
Shopify副業で稼ぐ方法はありますか? 私の答えは「構築を請け負う」です
あります。私がやっていたのは、Shopifyを使ったECサイトの構築を、クライアントから請け負う副業です。
初案件の3万円が安い部類なのは、当時から分かっていました。ほかの案件を見れば10万円以上はざらで、大型のものだと50万円の案件もありました。
Shopifyの構築が高い単価になりやすいのは、クライアント側に「ECサイトはそんなに簡単に作れるものではない」という認識があるからだと思います。
決済、商品登録、顧客情報や注文の管理まで付いてくるので、普通のWebサイトより単価は高いだろうと考えてもらえるんです。
ところがShopifyは、それらの機能が最初から揃っていて、ミニマムな構成で良ければノーコードでも作れます。
時間の捻出が厳しい会社員でも、短い時間で高い単価の案件を受けられる。だから私は、Shopifyの構築を会社員の副業として非常におすすめしています。
見積もりは松竹梅の三段階。実際に選ばれたのは「松」でした
デザインをお断りした一件のあと、次の案件からは、金額と対応レベルをはっきり分けて提示するようにしました。
| プラン | 対応レベル | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 梅 | Shopifyのデフォルト機能だけで対応できる(ノーコード) | 15万円程度 |
| 竹 | 少しアレンジする(少しコーディングする) | 30万円程度 |
| 松 | 枠に収まらない(複雑なデザインやリキッドのコーディングまで含む) | 最小でも50万〜100万円程度 |
実際には、よほどこだわりが少ない方でない限り、一番高い「松」が選ばれました。
Shopifyの既存機能だけでは対応できない要件が多く、Shopify独自の言語である「リキッド」のコーディングがほぼ必須になるからです。その理由をお伝えすると、お客様にも納得していただけました。
三段階とも、コスパ・タイパは良かったと感じています。15万円程度のものはノーコードでセットアップするだけですぐ出来上がるので、むしろ割高に感じたほど。50万〜100万円のものは、それなりの納期が必要だと最初にお伝えするので、会社員の隙間時間でも無理なく進められました。
スキルの学び直しにもお金をかけました。デザインをお断りした経験からHTML・CSSをテックアカデミーで(約20万円)、リキッドが必須だと実感してからはリキマスというスクールで(約15万円)学んでいます。
当時は「高いな」と感じましたが、今振り返ると費用対効果は非常に高かったです。卒業して少し経った頃、その業界では少し有名な企業からランサーズ経由でオファーをいただき、見積もり50万円に単発の追加機能や保守の対応も含めて、トータルで100万円近くになったからです。
Shopify案件はどこで見つける? 私はランサーズと直接営業でした
初案件はクラウドワークスでしたが、その後の主な入口は、ランサーズとプラットフォームの外からの直接営業です。
ランサーズで意識したのは、他の出品に埋もれないことでした。一覧でぱっと目に入るのは、画像とタイトルだけだからです。
- サムネ画像は、Canvaの無料テンプレートから他の出品にない色やテイストをあえて選び、一色で塗った状態にする
- タイトルには隅付き括弧で【納品後の無料サポート付きです】のように、他のサービスにないニーズに答える文言を入れる
- プロフィールには、本業を特定されないよう業種のレベルまで抽象化して書き、社内での受賞事例や資格も載せる
プロフィールは一度で書き上げたのではなく、数週間かけて何度も並べ替えました。ランサーズでは閲覧数やクリック数が見られるので、変更のたびに数字がどう動くかを指標にしていました。
実績の数で比べられたら、確実に候補から外される。そう感じていたからこその工夫です。
直接営業では、Wantedly、LinkedIn、yenta、制作会社へのメール、XのDMから連絡し、屋号付きの事業用ホームページに誘導していました。
相手は「Shopifyのニーズがある」「リキッドのスキルを求めている」ところに絞っていて、3件ほど営業すれば1件ぐらい受注につながる打率でした。ただ、制作会社への直接メールだけは、同じように営業している個人が非常に多く、打率が低かったです。
稼働が膨らむのは「修正案件」。受ける前に見分けていました
稼働が増えるのは、修正・微調整のフェーズであることが多かったです。
ゼロからストアを立ち上げる場合は、クライアントもそもそも時間がかかる工程だと分かっているので、それほど急かされません。
ところが、一旦出来上がっているストアや既存ストアの修正案件になると、「じゃあ次はいつ修正されるのか」と日数刻みで見られます。これが、なかなか稼働的に厳しいんです。
なので、修正が多く発生しそうな案件は、あらかじめ受けないように少しずつ動きを変えていきました。見分けるのは簡単で、たとえばこういう案件です。
- 誰か他の人が作ったストアの改修
- Shopifyの既存機能では対応できない独自運用が多いストア
つまり、Shopifyがあらかじめ準備している枠にはまらない案件です。ほかに受ける案件がないときは、見積もりを高めに設定して受け持つこともありました。
会社員でも回せたのは、チャット中心で「タスクが小出し」だったから
Shopifyの構築は、対応期間が短くても1ヶ月、長いと6ヶ月にわたります。一気に作り上げるのではなく、クライアントと少しずつ対応しながら構築していくので、タスクが小出しに出てきます。これが会社員の副業に合っていました。
クライアントにとってもECサイトは本業ではなく手段なので、常にビデオ会議というわけにはいきません。やり取りは細かいチャットが中心で、文面なので後から見返すこともできます。
私の稼働は、朝5時半から家を出るまでの1時間、通勤往復の1時間、昼休みの30分が基本でした。それでもチャットには遅くとも4時間以内に返信できていて、不満の声は特にありませんでした。
私はどれだけ絞り出しても時間に上限があったので、時間の密度を高めるしかないと考えていました。Shopifyは単価が割高なうえ、うまくいけばノーコードやコードの使い回しで時短もできるので、密度を高めやすかったんです。
実際にタイムクラウド(TimeCrowd)というアプリで稼働時間を計ってみると、時給換算で6,000〜7,000円ぐらいを推移していました。計り始めたのは、案件の平均が30万円程度から50万円前後になった頃です。この水準が分かってからは、見積もりもそれを下回らないように組んでいました。
案件が終わっても続く収入:保守と紹介料
構築のあとにも、収入の入り口がありました。
一つは保守です。私の場合、保守は月額3万円が目安です。
もう一つは、Shopifyの紹介料。ストアを立ち上げると紹介料が入る仕組みがあり、私の場合はトータルで月2万円ほどが毎月振り込まれています。
紹介料の条件はShopify側の制度で決まるので、これから始める方は、Shopifyパートナーの公式情報で最新の条件を確認してください。
まとめ:Shopify副業で稼げるか迷っているなら、まず「5人」を探してみる
私のShopify副業は、4ヶ月の調査と10万円のスクール、そして3週間後の3万円の初案件から始まりました。
できないことは、単価と紐づけて正直に伝える。見積もりは対応レベルで刻む。稼働が膨らむ修正案件は、受ける前に見分ける。やってきたのは、この積み重ねです。
それでも、平日は朝9時から夜6時まで出社している会社員のまま、本業の給与を超えるぐらいまで伸ばすことができました。
もしあなたが「Shopify副業は稼げるのか」と迷っているなら、まずはXで、自分と同じような時間の制約を持つ会社員が5人以上、同じような成果を出しているかを探してみてください。
それが見つかったら、あとは同じ人間です。努力すれば、実現できるはずです。
