看護師辞めて違う仕事してみた体験談|20代でサイドFIREを目指すWEB制作の現実
ホンネ業:こんにちは、インタビューライターの「ホンネ業」です。今回は、現役の保育園看護師でありながら、WEB制作の世界に飛び込み、自力で道を切り拓いている湯山さん(仮名)にお話を伺いました。
「看護師の資格があるから安泰」という言葉に甘んじず、あえて未経験のIT業界へ挑戦。50万円の自己投資、スクールでの理想と現実のギャップ、そしてクラウドワークスでの苦い経験……。湯山さんが語る言葉には、キラキラした成功法則ではない「泥臭い真実」が詰まっています。
看護師を辞めて違う仕事を探している方、20代で将来に不安を感じている方にとって、これ以上ない「リアルな教科書」になるはずです。それでは、湯山さんの歩みを見ていきましょう。
【回答者プロフィール:湯山さん】
- 年齢・属性:29歳女性、保育園看護師(正職員5年目)
- 住居状況:婚約者と同棲中、子供なし
- 副業開始コスト:約500,000円(スクール代・PC周辺機器等)
- 主な獲得案件:WordPress、LP、STUDIO、コーポレートサイト制作
- 現在の実績:制作会社からの継続案件を獲得中、案件単価約50,000円
- 学習時間:計80時間程度(平日夜、早朝、週末)

看護師辞めて違う仕事してみた体験談:スタートから初成果までの真実
看護師以外の仕事を探し始めたきっかけ
ホンネ業:湯山さんは現在、保育園看護師としてフルタイムで働かれていますよね。なぜ、あえてWEB制作という全くの別ジャンルに興味を持ったのでしょうか?
湯山さん:きっかけは「将来への備え」です。コロナ禍で看護師資格を活かした副業も経験しましたが、それはあくまで「労働の切り売り」でしかないと感じて。給与所得以外の「事業所得」を得られるようになりたい、別の業界でも通用するスキルを身につけたいと思ったんです。もともと子供の頃にホームページ制作に触れていたこともあり、WEB制作なら自分でも挑戦できるかもしれない、と直感しました。
看護師辞めて違う仕事 20代の私が抱いた焦りと希望
ホンネ業:20代後半という時期は、キャリアについて深く悩むタイミングですよね。看護師という安定した職業を離れることに不安はありませんでしたか?
湯山さん:不安はもちろんありました。でも、それ以上に「このままでいいのかな」という焦りの方が強かったです。今の職場は5年目で居心地は悪くないですが、看護師としてのキャリアだけでは、将来の選択肢が限られてしまう。20代のうちに新しい世界に足を踏み入れておけば、30代、40代になった時にきっと楽になれるはずだと自分に言い聞かせていました。
サイドFIREという明確な目標設定
湯山さん:実は私、将来的にサイドFIREを目指しているんです。資産形成のスピードを上げるためには、本業の昇給を待つよりも、副業で自ら稼ぐ力をつけた方が早い。WEB制作なら在宅でスキマ時間にも進められますし、サイドFIREを達成した後も、自分のペースで細く長く続けられる仕事だと思ったのが大きな決め手でした。
初期投資50万円の覚悟とWEBCOACHでの学習
ホンネ業:初期投資に約50万円かけられたとのことですが、かなりの決断だったのではないでしょうか?
湯山さん:そうですね。看護師向けの副業スクールなども検討しましたが、最終的には「WEBCOACH」を選びました。デザインもコーディングも網羅的に学べる点に惹かれたんです。ただ、実際に受講してみると、教材の内容は市販の書籍に沿ったものが多く、「これなら独学でもできたかも……」と正直思う瞬間もありました。コーチの方も優しかったのですが、もっと厳しく実務的なアドバイスが欲しかったな、というのが本音です。

「これなら独学でよかった?」スクールの本音とギャップ
湯山さん:スクール入会前は「卒業する頃には月15万円くらい安定する」と言われて期待していたんです。でも、いざ学習を終えてみると、教材通りに作れることと、お金をいただけるレベルで実務をこなせることの間には、想像以上の深い溝がありました。「これで本当にお金をもらっていいの?」という不安で、なかなか一歩が踏み出せなかったのを覚えています。
クラウドワークスで未経験から本案件を勝ち取るまで
ホンネ業:そこからどうやって最初の案件を獲得したのですか?
湯山さん:まずはクラウドワークスで「未経験可」の案件に片っ端から応募しました。そこでテスト案件をなんとか通過し、本案件に繋げることができたんです。最初は1ヶ月ほどかかりましたが、初めて自分のスキルが対価になった瞬間は、看護師の給料をもらった時とは全く違う種類の感動がありました。
理想の「月15万」に届かない焦りと向き合う
湯山さん:ただ、現実は甘くありませんでした。スクールで聞いた「月15万円」という数字は、今の私にはまだ遠い目標です。案件を探しても、初心者向けと称した怪しい勧誘案件が多かったり、逆にしっかりした案件は応募者が殺到していて太刀打ちできなかったり……。理想と現実のギャップに何度も打ちのめされました。
看護師辞めて違う仕事してみた体験談:泥臭い現実を突破する具体策
低単価と無茶ぶりに耐えた「看護師以外の仕事」の厳しさ
ホンネ業:WEB制作を始めてみて、看護師の仕事とは違う「厳しさ」を感じる部分はどこですか?
湯山さん:「相場の不透明さ」ですね。同じような内容でも、案件によって単価がバラバラなんです。中には「この作業量でこの金額?」という低単価なものもありますし、急な修正依頼や無茶ぶりに振り回されることもあります。看護師は時間で給与が決まりますが、WEB制作は成果物責任。終わるまで終わらないというプレッシャーは、想像以上に精神を削ります。
看護師辞めて違う仕事 20代がハマる「甘い言葉」の罠
湯山さん:ネット上には「未経験でも初月から5万」「スキマ時間で楽々」といった言葉が溢れていますが、あれは半分嘘だと思っておいたほうがいいです。実際にクラウドワークスで「未経験歓迎」の案件に応募したら、Zoomに誘導されて高額スクールの勧誘をされたこともありました。20代で「現状を変えたい」と焦っている時ほど、こうした甘い罠に引っかかりやすいので注意が必要です。
サイドFIRE達成に向けたWEB制作スキルの優位性
ホンネ業:それでも、WEB制作を続けている理由はどこにありますか?
湯山さん:やはり、資産としてのスキルが積み上がっていく感覚があるからです。看護師の仕事は素晴らしいですが、その場所に行かないと仕事になりません。でもWEB制作なら、一度身につけたスキルは場所を選ばず武器になります。サイドFIRE後の自由な生活を想像すると、今の苦労も「未来への投資」だと思えるんです。
スクールより役立った?実務に直結した「3冊の神書籍」
湯山さん:実はスクールの教材よりも、自分で買い足した書籍の方が実務では役に立ちました。特に『動くWebデザインアイディア帳』や『CSS設計完全ガイド』は、今でも案件をこなす際の手放せないバイブルです。高い受講料を払うことも一つの覚悟ですが、最後は自分でどれだけ質の高い情報を取りに行き、手を動かせるかが勝負だと痛感しました。
デザインの壁と「コーディング特化」という生存戦略
湯山さん:学習当初はデザインも完璧にこなしたいと思っていましたが、実務のデザインデータを見て圧倒されました。「これは私には無理だ」と。そこで私は、デザインはプロに任せ、自分はそれを形にする「コーディング」に特化する戦略を取りました。自分の得意なことに絞ることで、少しずつ自信が持てるようになったんです。
制作会社との継続案件を掴むための信頼構築術
ホンネ業:現在は制作会社さんから継続的に仕事をもらっているそうですね。Slackで直接連絡が来る関係性をどう築いたのですか?
湯山さん:当たり前のことを徹底しただけです。納期を守る、連絡は即レスする、分からないことは正直に聞いて修正に真摯に対応する。特効薬はありませんが、クラウドワークスの外で信頼関係を築けたことが、今の安定した副業収入に繋がっています。一度信頼されると、営業しなくても仕事が舞い込んでくるようになる。これが一番の強みです。

看護師資格に頼らない「自分だけの看板」で生きる価値
湯山さん:副業を始めてから、お金の使い方も少し変わりました。人にプレゼントをする時に、以前より気持ちよくお金を使えるようになったんです。「自分だけの力で稼いだお金」があるという事実は、看護師として働いているだけでは得られなかった自己肯定感を与えてくれました。
看護師辞めて違う仕事してみた体験談:一歩踏み出し続ける勇気が未来を変える
ホンネ業:最後に、湯山さんから過去の自分、そして今悩んでいる方へメッセージをお願いします。
「始める前は『本当に自分にできるのかな』と不安ばかりでした。スクールに入れば魔法のように稼げると思っていたけれど、現実は泥臭い作業の連続です。でも、他人と比べる必要はありません。昨日の自分より一歩でも進んでいればいい。分からないまま必死に調べた経験が、いつか必ずあなたの力になります。」
湯山さんの言葉通り、WEB制作の世界は決して「楽」ではありません。しかし、看護師という多忙な本業の傍ら、着実に一歩を踏み出し続けた彼女の姿は、同じように看護師辞めて違う仕事を探している20代の方にとって、大きな希望になるはずです。
湯山さんからの一言:「最初の一歩は不安でも、やめずに続けた人だけが景色を変えられる。」
もしあなたが今の生活に違和感を抱いているなら、まずは小さな一歩から始めてみませんか?その勇気が、数年後のあなたを、そしてサイドFIREという理想の未来を連れてきてくれるはずです。
