「残業しない人になりたい。でも、仕事が終わらないから帰れない……」

「定時で帰る人って、どうやって業務時間内に片付けているんだろう?」

そんなモヤモヤを抱えたまま、今日も会社に残っていませんか?

私は会社員をしながら副業をしてきました。

その中で、本業でも不用意な残業をしなくなりました。

今回は、私がどうして「残業しない人」になったのか、そして業務時間内に仕事を片付けるために何をしていたのかを、体験談としてお話しします。

うまくいった話だけでなく、追い込みすぎて失敗した一件も含めて、綺麗事抜きで書きます。

残業しない人になる前に、私が職場で感じていたこと

「残業代で稼ごう」と堂々と話す同僚がいた

私の同僚の中には、残業代で稼ごうということを、堂々と話している人もいました。

稼ぎたい気持ちは分かります。

ただ、私は副業を続けるうちに、その考えとは「真逆の考え」になっていきました。

副業を始めて、時間の価値を意識する性格に変わった

会社員をしながら副業をしていると、平日に働きながら時間を捻出することに、意識を集中せざるを得ません。

捻出するだけではなく、その時間の密度を高めるために、クライアント様とのやり取りもできるだけ圧縮して、最小限にするようにしていました。

たとえばチャットでは、結論を最初に書き、質問や依頼したいことを冒頭にはっきり書くようにしていました。

そうしているうちに、私は「常日頃から時間の価値を高めようとする性格」に変わっていきました。

残業で稼ぐより、副業で効率よく稼いだ方がいいと思った

時間の価値をかなり意識するようになったので、本業でも不用意な残業をしないようになりました。

理由はシンプルです。

残業のような効率が悪い働き方ではなく、稼ぎたいのであれば、副業で効率よく稼いだ方がいい。

そう考えるようになったからです。

だから、無駄な残業をしないのは当然になりました。

それだけでなく、「残業にならないように、業務時間内にタスクを片付ける」ということも、強く、自然と意識するようになりました。

時間に余裕があると、人は自覚なく怠けると実感した

業務時間内に片付けることを意識するようになって、気づいたことがあります。

人間は時間の余裕があると、自分の自覚していないレベルで、徐々に怠けてダラダラと仕事をしてしまうんだな、ということです。

これは、自分でやってみて実感したことです。

「残業すればいいや」という余裕があるうちは、その余裕のぶんだけ仕事がゆっくりになっていたのかもしれません。

残業しない人になるために、私がやったこと

業務時間内に片付けるのは「やり方」ではなく「マインド」だった

「どうやって業務時間内に片付けているの?」と聞かれたら、私は方法論ではなく「マインド」だと答えます。

特別なテクニックがあったわけではありません。

遅れてはいけない状況を作って、自分を動かす仕組み

大事なのは、自分を自分で無理やり動かす「仕組み」を作ることでした。

私の場合は、納期やクライアント様への返信など、「遅れてはいけない状況」を作り出して、自分を追い込んでいました。

その仕組みがあると、自ずと業務時間内にタスクが片付くようになります。

というより、片付けなければいけないので、必死に動く。

それだけのシンプルな構造です。

副業でこの感覚が身に付いたことで、本業でも「この時間内に終わらせる」という意識で動けるようになりました。

苦しくならなかったのは、睡眠を必ず確保していたから

「そんなに自分を追い込んで、苦しくならないの?」と思われるかもしれません。

私は、苦しくなったことはありません。

睡眠時間は必ず確保して、体力的な余裕は残していたからです。

自分を追い込む仕組みを作っても、体力まで削ってしまったら続きません。

睡眠だけは削らない、という線を引いていたのが大きかったと思います。

副業の時間の作り方は、「副業する時間がない」は思い込みだった体験談や、夜更かしをやめて朝に寄せた話にも書いています。

追い込みすぎて、お客様に迷惑をかけた一件

ただ、正直に書くと、追い込みすぎたことでお客様にご迷惑をおかけしたことがあります。

複数の案件を受注して、要件のすり合わせのためにテレビ会議を設定していたのですが、本業の残業と重なってしまい、キャンセルしたことが一度だけあります。

そのクライアント様には、会社員の副業であることを伝えていませんでした。

なので、本当に申し訳ないのですが、「体調不良のため」という伝え方をしてしまいました。

一回だけとはいえ、信頼を失う行為です。

これは私の失敗です。

二度とこのようなことがないように心がけ、それからは本業の影響が出ない時間帯に打ち合わせを設定するようにしました。

よく確認すると、朝の時間帯や夜の時間帯でもOKを出してくれるクライアント様がいて、助かりました。

飲み会にもほぼ行かなくなった

時間の価値を意識するようになってから、会社の飲み会にもほぼ行かなくなりました。

飲み会で得られることや自分の成長と比べると、副業に時間を割いた方が費用対効果は大きいと考えていたからです。

断り方は、出欠表に機械的にバツを書くだけでした。

今は飲み会の参加を強要するのはパワハラだという風潮があり、会社でもそうした社員教育があったので、来ない人に対してそれ以上の深い詮索は特にありませんでした。

まとめ:残業しない人になれるかは、自分を動かす仕組みがあるかどうか

私が残業しない人になったのは、副業を通じて時間の価値を意識するようになり、「遅れてはいけない状況」を作って、自分を動かす仕組みができたからです。

そして、睡眠だけは削らずに体力の余裕を残していたから、苦しくならずに続けられました。

一方で、追い込みすぎてお客様に迷惑をかけた失敗もあります。

もし今、「残業しないと終わらない」と感じているなら、一度考えてみてください。

その仕事は、本当に業務時間内に終わらない量でしょうか。

それとも、「残業すればいい」という余裕が、知らないうちに仕事をゆっくりにしていないでしょうか。

あなたにとっての「遅れてはいけない状況」は、何になりそうですか?

副業の稼働時間と会社の規定の関係については、副業の稼働時間と会社の規定について書いた体験談も参考にしてみてください。