Shopify構築代行の現実。会社員で15万円〜100万円の案件を受けた私の見積もりと、受ける前に案件を選んでいた進め方
「Shopify構築代行って、いくらで見積もればいいんだろう……」
「会社員の副業で受けて、稼働が回らなくなったらどうしよう」
Shopifyの構築を副業で受けようとして、そんなところで手が止まっていませんか?
今回は、会社員の副業としてShopify構築代行を受けてきた私が、実際にどう見積もり、どんな案件を受けて、どんな案件を避けていたのかをお話しします。
相場の一般論ではなく、私が実際に出していた金額と、その判断の理由だけを書きます。
綺麗事抜きの、副業会社員の現場の話です。
Shopify副業を始めたきっかけや、初案件から本業の給与を超えるまでの流れは、Shopify副業は会社員にこそおすすめ!初案件3万円から、本業の給与を超えるぐらいまで伸びた私の体験談に書いています。
Shopify構築代行で、教材の範囲を超える要望に直面していた頃
初案件のころ、要件を超える要望を受けた
デイトラを受講していたころ、受注額3万円の案件で、教材の範囲を超える要望を受けたことがあります。
要望は「サイドバーに見出し項目をつけたい」というもの。
Shopifyのテンプレートでは対応できず、HTML・CSSのコーディングが必要なデザインでした。
要件は最初に確定していた案件です。
デイトラ受講中の話は、デイトラは後悔する? 受講中に初案件を受けた私の本音でも書いています。
まず結論として「対応できない」と伝えた
私はまず、結論として「対応できない」とお伝えしました。
そのうえで、理由を、何も知らない人にも分かるように解説しました。
Shopifyはテンプレートという考え方でできていて、決まった範囲のカスタマイズなら簡単に行える。
だからこそ、この低い単価で受けている。
そうやって「できない理由」を「単価」と紐づけて説明したんです。
クライアントからは「無理を言って申し訳ありません」と返ってきた
返ってきたのは、受け入れる回答でした。
クライアント様からは「無理を言って申し訳ありません」と言われました。
そして、私が提案したノーコードでの近い実現方法に納得いただき、その方法で対応することで合意しました。
代わりに出したのは、メニュー機能の「流用」
代替案の中身はシンプルです。
Shopifyのメニュー機能でダミーのメニューを作り、見出しっぽいメニューとして表示させる。
本来の使い方ではありませんが、これで要望に近い形を実現しました。
この発想は、自分で独自に見つけたものです。
この一件で、金額と対応レベルを明確にすると決めた
この一件を経て、次の案件からは「金額」と「対応レベル」を明確にしました。
どこまでならこの金額でできて、どこからは別の金額になるのか。
それを最初から見せておけば、同じすれ違いは起きにくくなります。
ここから生まれたのが、次に書く見積もりの三段階です。
Shopify構築代行を会社員の副業で回すための具体策
見積もりは「Shopifyの枠にはまるか」で三段階に分けた
私の見積もりは、「Shopifyにあらかじめ準備されている枠にはまるかどうか」で値段を変えていました。
いわゆる松竹梅のプランです。
- 梅:Shopifyのデフォルト機能で対応できるもの。ノーコードだけで対応できる場合で、15万円程度
- 竹:少しアレンジするもの。少しコーディングをするレベルで、30万円程度
- 松:Shopifyの枠に収まらないもの。複雑なデザインのコーディングやリキッドのコーディングまで含めるもので、最小でも50万円〜100万円程度
この三段階に整理したものは、クラウドソーシングや営業の場面でも役立っていました。
実際に選ばれたのは、いちばん高いプランだった
面白いことに、よほどこだわりが少ない人でない限り、選ばれたのはいちばん高いプランでした。
商材によって要件はさまざまで、Shopifyの既存機能だけでは対応できない要件が多かったからです。
リキッドのコーディングが、ほぼほぼ必須になりました。
お客様も、その理由については納得してくださいました。
三段階とも「割に合っていた」
三段階とも、コスパ・タイパは良いと感じていました。
15万円程度のものは、ノーコードでセットアップするだけですぐ出来上がるので、むしろ「割高」に感じたくらいです。
30万円程度のものも、クライアントのこだわりがさほど強くなく、既存機能で賄える範囲なので、それほど苦にはなりませんでした。
50万円〜100万円になると、それなりの納期があらかじめ必要だと伝えます。
だから、サラリーマンの副業として、隙間時間に無理なく進めることができました。
稼働が膨らむのは「修正・微調整フェーズ」だった
実際に回してみて分かったのは、稼働が増えるのは修正・微調整フェーズであることが多い、ということです。
ほぼゼロの状態からShopifyを立ち上げるのは、クライアントも「時間がかかる工程」だと認識しています。
なので、それほど急ぎを要求されることはありません。
ところが、一旦ストアとして出来上がっていたり、既存ストアの修正案件だったりすると、話が変わります。
「じゃあ次はいつ修正されるのか」と、日数刻みで見られるんです。
会社員の副業としては、なかなか稼働が厳しい状況が多いと感じていました。
修正が多くなりそうな案件は、受ける前に選ぶようにした
そこで私は、修正が多く発生しそうな案件を、あらかじめ受けないように少しずつ動きを変えていきました。
見分けるのは簡単でした。
- 誰か他の人が作ったストアの改修
- Shopifyの既存の機能では対応できないような独自運用が多いストア
つまり、あらかじめShopifyで準備されている「枠にはまらない案件」です。
見積もりの三段階と、ここでも同じ物差しを使っていたことになります。
それでも受けるときは、見積もりを高めにした
もちろん、いつも断れるわけではありません。
もし他に受ける案件がなければ、そういった案件は見積もりを高めに設定して受け持つことはありました。
枠にはまらない分の稼働は、最初から金額に乗せておく。
これも三段階の「松」の考え方そのものです。
納品時のマニュアルは、あえて5ページに絞った
納品のときには、クライアント様にマニュアルをお渡ししていました。
これはデイトラの勉強会で卒業生の話を聞いて、実際に真似したものです。
Shopifyのマニュアルもありますが、何百ページもあると、どこを見ればいいか分かりません。
そこで、ストア公開直後に最低限触るところだけをまとめて、「明日から何をしたらいいのか」が分かるようにしました。
ページ数は、敢えて5ページ程度に絞っています。
「これさえ読めば最低限は困らない、すぐ動ける」という状態を作ることを目指していました。
マニュアルに書いたのは、日々のオペレーションの動線だけ
書いていたのは、変化が生じるタイミングを起点にした、最小限のことだけです。
- 商品登録の方法
- 注文が入った際の受注情報の処理
- もし必要であれば、ページテンプレートの編集方法
日々のオペレーションの動線にあることだけを記載しました。
納品後の質問は、ほとんど来なかった
納品後は保守対応として質問を受け付けていましたが、ほとんど連絡が来ることはありませんでした。
逆に考えると、マニュアルがあったからこそ困らずに済み、質問が来なかったのかなと考えています。
しかも、このマニュアルは営業面でも効きました。
案件の受注や営業の段階で「マニュアルをお渡しします」とアピールしたことが、案件獲得につながったんです。
まとめ:Shopify構築代行は「枠にはまるか」で値段と受け方を変えていた
Shopify構築代行を会社員の副業で回すうえで、私がやっていたことをまとめます。
Shopifyの枠にはまるかどうかで、値段を三段階に分ける。
枠にはまらない案件は、受けないか、高めに見積もる。
納品のときは、すぐ動ける5ページのマニュアルを渡す。
どれも、限られた時間で副業を回すための工夫です。
これからShopify構築代行を受けようとしているなら、まずは「自分はどこまでを、いくらでやるのか」を書き出すところから始めてみてください。
