「副業コミュニティって、入ったほうがいいのかな……」

「高いお金を払って、もし怪しいところだったらどうしよう」

副業を続けながら、そんなふうに迷ったまま、入会ページを閉じたり開いたりしていませんか。

私は会社員のまま、Shopifyの構築を副業にしてきました。自分で営業して受注できるようになった頃、約40万円を払って、フリーランス向けの営業コミュニティに入りました。

この記事では、入る前に考えたこと、入ってみて意外だったこと、中で見た「成果が出る人」と「脱落していく人」、そして真似したくなかった人のことまで書きます。

いいことばかりではありません。綺麗事抜きの、私の本音です。

副業コミュニティに入る前、自己流の限界を感じていた頃

受注はできていました。それでも「真似できるところは真似したい」と思いました

コミュニティに入る前から、私は自分で考えて営業先を開拓し、営業文を書いて、受注にはつなげていました。

それでも、自己流で動くことに限界を感じていたんです。

守破離の流れで、真似できるところは真似したい。そう思うようになりました。

X を見ていると、コミュニティに属して受注を増やしたり、ノウハウを身に付けたりしている人がたくさんいました。

この界隈では、コミュニティに入るのはごく自然な流れだったと思います。

副業コミュニティの費用は? 私は約40万円でした

私が払ったのは、40万円ほどです。

ただ、この手のコミュニティは、規模や入会する時期によって価格が違います。あくまで目安です。

成熟していて人数が多いコミュニティほど高い傾向があり、次の入会時期になるほど金額が上がっていくことも多いと感じています。

払うと決めるまで、あまり迷いませんでした。

普段から「入るべきだ」と感じていたので、自然な流れで入会したんです。

副業コミュニティは怪しい? 私は「複数人の成果報告」と「中の人の発信」で見分けました

X で「フリーランス営業コミュニティ」「コーディング コミュニティ」などと検索すると、たくさん出てきます。

その中で私が信頼できると判断したのは、複数の人が、実際の成果を報告しているコミュニティです。

一人だけが「稼げた」と言っているのではなく、何人もが成果を出しているかどうか。

それに、実際に中にいる人の発信を見れば、怪しいかどうかはほぼ分かると思います。

家族には正直に話しました。心配されたのは「騙されていないか」

入会することは、家族には正直に説明しました。

反対はされませんでした。

ただ、「怪しいコミュニティじゃないか」「騙されていないか」という心配はあったようです。

そこで、事前に調べていた X での他の人の実績や評判を見せて、客観的に説明しました。

自分が「怪しくない」と判断した材料が、そのまま家族への説明にもなったんです。

入らなかったコミュニティもあります。デイトラのコミュニティを選ばなかった理由

実は、私が最初にShopifyを学んだスクールのデイトラにも、コミュニティがあります。

デイトラのコミュニティは、月額の会費を払って入るものです。でも、私は参加しませんでした。

理由は、すでに成果を出している人というよりは、勉強中の人の割合が多かったからです。

成果を出している人たちのコミュニティに身を置いたほうが、自分の基準値が上がる。そう考えました。

あとになって自分で見つけたのが、約40万円を払ったフリーランス向けの営業コミュニティです。

ただ、デイトラのコミュニティが悪いと言いたいわけではありません。独学は厳しくて、塾のような場所で勉強したいタイプの人には向いているかもしれないと思っています。

仕様としては、デイトラコミュニティはデイトラ生専用の会員制コミュニティで、公式ページでは月額2,980円と案内されています。(参考:株式会社デイトラ|デイトラコミュニティ)

副業コミュニティに入って分かったこと — 成果が出る人と、脱落していく人

テクニックを学ぶつもりが、中身はマインドセットでした

入る前は、コーディングや営業のテクニックを学べると思っていました。

ところが、実際は違いました。

豊富にあったのは、自分自身で稼いでいくことに向き合う「マインドセット」のカリキュラムや教材です。

そして、そのマインドセットを身に付けて成果を上げている人が、とても多かったんです。

こう書くと、怪しく感じるかもしれません。正直、最初は私も半信半疑でした。

でも、成功している経営者について調べてみると、やはりマインドセットを鍛えている人が多い。

実際に、自分の考え方を見直して変えていくうちに、成果が出てくるようになりました。

いちばん大事だと感じたのは「徹底的な自責思考」

個人で稼いでいくうえで、いちばん大事だと感じたのが自責思考です。

クライアント様とやり取りするときも、「私の動き方や提案に不備があるんじゃないか」と、常に自分の側を疑って動くようにしました。

その結果、クライアント様から「そんなところまで配慮してくれてありがとう」という声をいただけるようになったんです。

マインドセットは、小手先のテクニックではありません。人と接する能力そのものだと感じています。

中にいたのは専業が多数。でも、本業を持つ人やママさんも多かった

割合でいうと、コミュニティには専業のフリーランスの方が多くいました。

ただ、本業を持ちながら取り組んでいる人も、人数としては多かったです。

本業といっても、会社勤めだけではありません。子育てで忙しいママさんたちもいました。

自分より時間の余裕がなさそうな人でも、成果を上げている人がたくさんいたんです。

ママさんたちの基準は「月160時間以上」。私は時間の密度で勝負しました

驚いたのは、ママさんたちの基準値が「月160時間以上の稼働が最低ライン」だったことです。

一体いつ寝ているんだろう、という人もいました。

早朝3時ぐらいから、すでにチャットスペースに書き込んでいる。子どもが寝ている時間帯を、徹底的に絞り出して活動しているんだなと感じました。

一方で、会社員の私は、どれだけ絞り出しても使える時間の上限が限られています。

だったら、時間の密度を高めるしかない。

その点、Shopifyの副業は単価が割高で、うまくいけばノーコードやコードの使い回しといった時短テクニックも使えました。時間の密度は、高められていたと思います。

成果が出ずに辞めていった人に共通していたのは、自責思考がないことでした

一方で、成果が出ないまま、知らぬ間に脱落していく人もいました。

私が見て共通していると感じたのは、自責思考がないことです。

  • チャットスペースにあまりいない
  • アドバイスを聞き入れない
  • そもそも稼働時間を絞り出さない

自分の人生なので、自分で動くしかない。

この当たり前のことができていない人は、いつの間にかいなくなっている印象でした。

私が差し出したのは、時間と身銭でした

自分の人生を変えるために、自分の何かを犠牲にして動く。そうしないと、当たり前ですが成果は出ません。

私が削ったのは、こんな時間です。

  • 趣味や娯楽の時間
  • スマホをだらだら触る時間
  • 通勤中にぼーっとする時間
  • 家でお酒を飲む時間

削った時間をどう副業に充てていたかは、副業する時間がないと思い込んでいた頃の記事に書いています。

もう一つ、身銭を切ることも、犠牲のように差し出していました。

スクールやコミュニティにお金を払うことで、「その元を取るぐらい努力しなければいけない」状況を作る。自分で自分を強制的に動かす、ということを意識していました。

スクールの受講料と、それに見合う付加価値については、「テックアカデミーはひどい?」の記事に書いています。

得たものは、一番がマインドセット、次にテンプレートでした

コミュニティに入って一番良かったのは、マインドセットを改善できたことです。

個人で仕事を受注する面では単価が上がりましたし、本業の会社での立ち回りも良くなりました。

次に良かったのが、テクニックの部分です。

営業、文章の書き方、コーディングのテンプレートなど、使い回せるものが手に入り、実務の時短につながりました。

案件の単価は、30万円前後から50万円以上の水準へ。ただし理由はコミュニティだけではありません

単価の変化を数字でいうと、入る前は1案件あたり30万円前後が平均でした。

入った後は、少なくとも50万円で、60万円前後の単価の水準に上がりました。

それに付随して、保守契約のような、細く長く続く収入も得られるようになり、トータルで底上げになりました。

ただ、正直に書いておくと、単価が上がった理由はコミュニティだけではありません。

ほぼ同じ時期に、屋号を取って、屋号付きのホームページに実績を載せるようにもしていました。

屋号で権威性を整えたことと、コミュニティで身に付けたマインドセット。この二つがほぼ同時に重なった、一度の転機でした。どちらも欠かせなかったと思っています。

屋号を決めるときに確かめたことと、読み間違いの反省は、「屋号の決め方」の記事に書いています。

コミュニティで出会った人と組んで、1案件50万円以上をキープしました

コミュニティでは、出会った人と一緒に案件をやったこともあります。

当時は、Shopifyのコーディングができる人が非常に少なかったんです。

そこで、私がShopifyの構築担当、相手がクライアント様との契約や要件定義などのディレクション担当、という分担にしました。

報酬の分け方は、案件によって変わります。

それでも、1案件あたりの私の報酬は、50万円以上をキープできていました。

真似したくないと感じた人もいました

コミュニティにいるのは、見習いたい人ばかりではありません。

真似したくないと感じた人は、大きく二つです。

一つ目は、青色申告の経費をごまかしている人。私用の出費を経費に計上して、赤字で申告しているといったケースが、ちらほら見受けられました。

二つ目は、強引に勧誘してくる人です。

コミュニティの中で、さらに何かに特化したコミュニティを自分で作っている人は多くいました。ニーズが合って自然に人が集まるなら、それはいいことだと思います。

でも、こちらのニーズに合っていると勝手に決めつけて、何度も入会を案内してくる人がいました。お金が絡むと、ここまで強引になってしまう人もいるんだと感じました。

その高圧的な勧誘をどうかわしたかは、副業詐欺の見分け方の記事に書いています。

学校や会社と違って、コミュニティには規律を守らせる人も、監査する人もいません。

常識から外れた人もいることをリスクとして認識したうえで、自分の身は自分で守る。これは、どのコミュニティでも大事だと思います。

「教えて」ばかりの人には、「あとは自分で努力してくれ」で区切りました

あるあるですが、ギブアンドテイクの「テイク」だけをひたすらやる人には要注意です。

コミュニティには情報があふれていて、「教えてください」と言えば、たいていの人は教えてくれます。

ただ、自分で努力せずに、うまい情報だけを吸い取ろうとしている人も、たまにいました。

そういう人とずっと接していると、ひたすら時間を吸い取られます。先生と生徒のような関係になってしまうと、無料で教え続けなければいけなくなるんです。

なので私は、その場の空気や関係を悪くしないよう、最初のうちは答えるようにしていました。

そして、テイクばかりの人だと分かったら、「教えたことはただの一次情報で、あなた自身の泥臭い努力がないと再現しない」と伝えます。

たとえば、私が開拓した営業先は教えてあげます。

でも、自分なりのアピール要素を考えて、自分とマッチするクライアント様を探す。この泥臭いプロセスがなければ、成果にはつながりません。

だから、「あとは自分で努力してくれ」と伝えて、相手の目を自責思考に向けて、その場を終わらせることが多かったです。

副業コミュニティに入るか迷ったら? 私の答えは「自分を強制的に動かせるかどうか」

自分を強制的に動かす仕組みを自分で作れているなら、コミュニティに入る必要はないかもしれません。

そうでなければ、ぜひ入ることをおすすめします。

たとえるなら、大学受験です。

独学で一人で勉強して合格できる人と、塾に通って合格できる人。この二種類がいます。

塾に行くというのは、自分を強制的に動かせる仕組みに身を置く、ということです。

副業でも、自分一人で自分を律して、今すでに成果を出せているなら、それは独学で合格できるタイプだと思います。

でも、会社員として働いていると、本業以外の時間は、趣味や娯楽に流れていくのが大多数ではないでしょうか。

そこを強制的に変えたいなら、コミュニティに入るべきだと思います。

もう一つ大事なのが、「今が、いちばん若い自分である」という当たり前のことです。

  • コミュニティに入って自分を変えるのには、当たり前ですが時間がかかる
  • 人間は若いほど、自分のマインドや動き方を変えやすい
  • コミュニティは、時期が経つほど入会費が高くなる傾向がある

今いちばん若い自分が、安いコストで効果を出せる。そう考えれば、少しは悩む要素も減るはずです。

まとめ:副業コミュニティは、入るかどうかより「自分を動かす仕組みがあるか」で決める

私は約40万円を払って、フリーランス向けの営業コミュニティに入りました。

振り返ると、入って分かったのはこんなことです。

  • 学べたのはテクニックより、自責思考を中心にしたマインドセットだった
  • 成果を出す人は、自分より時間がなさそうな人でも、時間を絞り出して動いていた
  • 脱落していく人は、チャットスペースにいない、アドバイスを聞かない、稼働時間を絞り出さない
  • 経費をごまかす人、強引に勧誘する人、テイクだけの人もいる。自分の身は自分で守る

怪しいかどうかは、複数の人が成果を報告しているか、中の人がどんな発信をしているかで、かなり見分けられます。

そのうえで、入るかどうかを決める基準は一つです。

今の自分は、一人で自分を動かせているか。

もし「動けていない」と感じるなら、副業コミュニティは、自分を強制的に動かすための選択肢になります。そして、それを決めるなら、今がいちばん若い自分です。